エンジニアとして独立する際の事前準備

フリーランスのエンジニアとして独立する際には、あらかじめやっておくべき事前準備がいくつか存在する。数ある事項の中でも特に重要なのが、クレジットカードを作ることだろう。
会社員の場合には、安定した収入が見込めるため、よほど過去の信用情報に問題があるような人でない限りは、カード審査において落とされる可能性はそれほど高くはない。しかし、企業や組織から独立してフリーランスになると、途端に審査が厳しくなり、審査に通らなくなるケースは少なくないのだ。
既に、使い勝手のいいクレジットカードを保持している人ならば大きな問題はないだろう。だが、クレジットカードを持っていない人や、追々作りたいと思っているクレジットカードがある人は、独立する前にクレジットカードを作っておくと安心だ。
また、クレジットカードに加えて、事業用の銀行口座についてもあらかじめ用意しておくことをおすすめする。もともと複数の銀行口座を持っている場合は、そのうちの一つを事業用に使うのもいいだろう。
プライベートのお金の出入りと、事業における費用の出入りを同じ口座で管理していると、どの収入や支出が事業に関連するものであるかを特定するのが困難になる。税務署からあらぬ疑いをかけられた場合に、申告した収入や費用が確かに事業に関連するものであることを明確に示せるようにしておきたい。そのため、少なくとも一つは、事業用の銀行口座を持っておく方が安心なのだ。